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リバプールのマウスピース戦士:遠藤航選手の経歴とマウスピースをする理由

趣味

リバプール所属の日本サッカー代表キャプテン遠藤航選手(以下:遠藤選手)。

現在リバプールの主力としてイングランドの地でも高評価を得ている。

ただ試合を見ていると気になる点が。

遠藤選手ってサッカー選手なのに「マウスピース」をしていること。

通常マウスピースってボクシングとかでしない?

瞬発的に力をこめる種目とかで使用しているイメージ

もちろんサッカーの試合中の接触による歯の保護目的もあるが、

ほかにもマウスピースをする理由があるとのこと。

この記事では遠藤選手の簡単な経歴も紹介しながら、

「マウスピース使用」の理由についてまとめてみた。

遠藤選手の経歴紹介

プロサッカー選手の経歴は湘南ベルマーレでスタート

遠藤選手がプロデビューをスタートしたのは湘南ベルマーレ。

元々は横浜・F・マリノスのファンであったが、小学生時代にはマリノスユースのセレクションに落選。

中学時代にサッカー部で活動を行っていたところ、湘南ユースからオファーが届き高校進学と同時に湘南ユースに入団。

2010年にJリーグデビューを果たし2011年トップチームに昇格。

2012年には19歳ながらにしてキャプテンに就任し、同年湘南ベルマーレはJ1に昇格。

2015年に浦和レッズに移籍し、Jリーグカップで初タイトルを獲得する。

2018年にはベルギーのシント・トロイデンVVに移籍し、

2019年にドイツの2部所属となっていたVfBシュツットガルトに移籍する。

2020年には1部昇格を果たし、21年にはチームのキャプテンに就任。

日本代表

2015年のアジアカップにて日本のA代表に初選出。

同大会の北朝鮮戦で代表初出場を果たす。

2018年ロシアワールドカップにメンバーに選出されるもフィールドプレーヤーの中で唯一の出場ナシ。

2022年のカタールワールドカップでは全試合出場を果たし日本のベスト16進出に貢献した。

2023年リバプール移籍

2023年8月18日にイングランドのリバプールに完全移籍することが発表された。

しかし当時のリバプールは獲得しようとしていた有力プレーヤーを獲得することが出来ず、

遠藤選手の獲得については「パニックバイ」や「その場しのぎの獲得」と揶揄された。

加入当初はシーズン開幕直前の入団だったこともありチームへの適合、

プレミアリーグのスピードへの順応に苦労していた。

しかしチームでのケガ人の続出などにより遠藤選手がプレイする時間を確保するにつれて、

徐々にリーグのプレイ強度になれチームの中でも役割がはっきりしたことにより

遠藤選手の立ち位置は開幕当初から一変した。

2023年12月にはリバプールの月間MVPに選出された。

なぜマウスピースをするのか

遠藤選手が語るマウスピースをする理由

マウスピースをする理由について遠藤選手自身がリバプールの公式HPでこのように述べている。

「今はただ歯を守るためにつけているだけだし、

見た目もファイターっぽいから、

ピッチに入るときはマウスピースをつけるだけで、

ゲームモードに入ったみたいだ」

リバプール公式Hp:「遠藤航選手が試合中にマウスピースを装着する理由

と述べており、試合に向けてのスイッチとしての側面もあるようだ。

マウスピースを使用し始めたのは前所属のVfbシュツットガルト時代になる。

遠藤選手のことを知っている方は意外と遅く感じるかもしれない。

遠藤選手が歯の矯正をするために日本人の歯科医を訪れたことがきっかけだ。

製作者が語るマウスピースをする理由

「マウスピースをするのはリラックスするため。」

そう語るのは遠藤選手のマウスピースの制作を担当する日本人歯科医の宮川順充氏。

一般的に「マウスピースをするのは瞬発的に力を出すために食いしばる」というイメージ。

ボクシングやラグビーなどの使用される目的はこれが大部分だろう。

サッカーは有酸素運動でそもそも食いしばることがない。

ではなぜマウスピースをするのか?

「リラックスさせるためのマウスピース」、それが宮川氏の考えだ。

歯を守ることも大事だが、あごの位置の確保がこのマウスピースの目的だ。

あごの位置について

National Center for Biotechnology Information (NCBI)によると、

あごの位置を安定させることは、あご関節の健康を維持するだけでなく、

頭部、首、背骨、そして体全体の姿勢にも良い影響を与えるという研究結果が示されている。

特に、あごの位置が正しく安定していると、身体のバランスが改善され、姿勢がより正しくなる。

これにより、頭痛や首の痛みなどの症状が軽減される可能性がある。

普段の顎の位置と運動しているとき、パフォーマンスをしているときのあごの位置は全然違う。

宮川氏はあごの位置、下あごの位置などを計測しながらマウスピースを制作していく。

効率よくあごをベストポジションに持っていけることでリラックスできると考えている。

製作費でメルセデスベンツが買えてしまう!?

遠藤選手が使用しているマウスピース・・・一体いくら?

当然疑問になると思うのだが、はっきりといくらになるとは言われていない。

見出しに「メルセデスベンツが買える」が、

ドイツ紙のビルトの記者に尋ねられ困った宮川氏が冗談で、

「そこに停まっているメルセデス一台分くらいかな」、

と答えたことが新聞に掲載され広まってしまったのだ。

趣味で作成しているマウスピースの値段を急に聞かれても・・・と宮川氏も苦笑い。

ただこれまで試作品含め60以上のマウスピースを作成。

またマウスピースの素材としてカーボンファイバーなども使用。

カーボンファイバーとは

炭素原繊維を束ねて製造される複合材料。

非常に軽量でありながら、非常に強靭で耐久性がある。

一般的に航空宇宙や自動車、スポーツ用具など高強度と軽量性が求められる分野で使用される。

高性能な素材として知られその特性によりさまざまな製品の性能向上に貢献してる。

これまでカーボンファイバーを使用してのマウスピースの作成はゼロだったので、

情報を調べたりAmazonで注文するなどかなりの労力を要した。

時間も一年で5日ほどの休みでそのほかは開発をしていたことから、

それくらいかなと宮川氏は試算した。

他商品との比較

ちなみにマウスピースをネット調べてみたところ普通にあった。

下の画像はAmazonにて「マウスピース」と検索した結果である。

参考元:Amazon 検索結果「マウスピース」

普段の生活であまり見ることもないのでちょっと意外だった。

気になる方はリンクを貼っておくのでこちらをどうぞ。

ちなみ「マウスピース サッカー」と検索すると、

参考元:Amazon 検索結果「マウスピース サッカー」

検索しても高いもので約5000円。

宮川氏が60個ほど制作したということから5000円が60個でも30万円。

いかに遠藤選手のマウスピースが高額が分かるだろう。

まとめ

今回の記事では遠藤選手の経歴とマウスピースについて書いた。

日本の湘南ベルマーレからキャリアをスタートして、

現在世界でも有名なリバプールに所属している。

遠藤選手がプレイする上で欠かせないのが「マウスピース」

マウスピースの目的は試合に対するスイッチだけではない。

あごの位置をベストポジションに置くことでプレイの質の向上

またリラックスするためものだった。

遠藤選手を応援する際にはみなさんもマウスピースをしてみるのはいかがでしょう。

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