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【オススメ書籍】『夢をかなえるゾウ4』水野敬也著〜死との向き合い方を考える【ネタバレ含む】

趣味

ども、和知です。

今日は和知のオススメ書籍を紹介する。

それは『夢をかなえるゾウ4』、著者は水野敬也氏である。

この本に登場する死神が人間が死に際に後悔する10個を次のようにあげている。

  1. 本当にやりたかったことをやらなかったこと
  2. 健康を大切にしなかったこと
  3. 仕事ばかりしていたこと
  4. 会いたい人に会いに行かなかったこと
  5. 学ぶべきことを学ばなかったこと
  6. 人を許さなかったこと
  7. 人の意見に耳を貸さなかったこと
  8. 人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
  9. 死の準備をしておかなかったこと
  10. 生きた証を残さなかったこと

みなさんはどうだろうか?

ほとんどの人が意識したこと、考えたこともなかったのではないだろうか?

和知はそうだ。今年40になる。

この本では比較的和知と年代が近い主人公が登場する。

バリバリ働いてる世代。

そういった人がいきなり生命の期限を宣告された時、

どれだけの人が冷静でいられるだろう。

この本はそういった境遇になる前にやるべきこと、

後悔しないための日々の過ごし方について描かれている。

この記事では『夢をかなえるゾウ4』のあらすじから、登場人物について、

そしてこの本に登場するガネーシャ、死神の教えを一部抜粋して紹介したい。

この本がオススメの方
  • 現在働かれている全世代の方
  • 家庭をお持ちの方
  • 今まで自分の死を考えることのなかった方

【夢をかなえるゾウ4】あらすじ・登場人物

あらすじ

妻の志織と娘の春香と平穏に暮らすサラリーマンの主人公。

何気ない朝の団らんから始まり、会社に向かう電車の中で主人公は願う。

(僕の夢はーこれからもずっと、この景色を見続けることだ)と。

しかし、再検査で訪れた病院にて宣告されたのは・・・「余命3ヶ月」。

ショックを受け途方に暮れる主人公の前に現れたのは・・・

自分で神であると名乗るガネーシャと死神。

なぜか同居することになったガネーシャの教えを実行していく主人公。

教えを実行していく中で着実に変化、成長する主人公。

ただ無常にも死のカウントダウンも進んでいた。

主な登場人物

  • 主人公

この物語の主人公。

平凡ながら日々平穏に過ごすサラリーマン。

しかし病院での再検査で「余命3ヶ月」を宣告されてしまう。

  • ガネーシャ

人間の体とゾウの頭。4本の腕を持つインドの大衆神。

ヒンドゥー教の最高神の一人。

この小説では関西弁でお笑い芸人のノリを持ち空気を読まない。

  • 死神

ガネーシャとともに主人公の家に同居。

事あるごとに寿命の灯火であるロウソクを主人公に見せ行動を促す。

  • 志織

主人公の妻。

昔から体が弱いながら主人公と結ばれ幸せな家庭を築く。

妻の体も主人公の生への渇望、焦りを加速させる。

  • 春香

主人公の娘。

主人公をダイブで起こす快活な天然パーマの女の子。

主人公の父親。

幼い頃主人公に勉強を強要するなど厳格な父親。

主人公の母親。

【夢をかなえるゾウ4】ガネーシャ・死神の教え

健康に良いことを始める byガネーシャ

余命を宣告された主人公がまず初めにガネーシャに説かれた教え。

「余命3ヶ月」を宣告された後だっただけに主人公は激怒してしまう。

しかし、死神に次のように説かれた。

死ぬ間際、本当に多くの人間が、健康を大切にしてこなかったことを後悔する。

暴飲暴食や過度の喫煙だけではない。

体の異変を感じていたのに『気のせいだ』『なんとかなる』と自分に言い聞かせ

ーほとんどの場合、眼の前の仕事を優先するためになのだがー

精密検査を受けずに病気を放置し、

回復の見込みがなくなってから後悔する者たちのなんと多いことか

『夢をかなえるゾウ4』P54

みなさんはどうだろう?

思い当たるフシがあるのではないのだろうか?

和知は多少の体調不良なら「なんとかなる」とそのままにしてしまう。

「若いから」

「明日には良くなるだろうから様子を見よう」

「今仕事で忙しいから今度にしよう」

そう言い聞かせ放置する。

結果取り返しのつかないところまでいって後悔する。

和知はそんなのは嫌だ。

この本を読んで膝が痛くなった時、すぐに病院に行った。

以前であれば多少の傷みなら我慢した。

年齢もあるが、「もし歩けなくなったら」と怖くなった。

「死」を意識したとまだは言わないが、

今後を考えると歩行に支障が出ることが怖かった。

残りの人生膝に痛みを抱えながら生きるなんてゴメンである。

この本を読んでからより健康を意識するようになった。

死後に必要な手続きを調べる byガネーシャ

自分が死んだあとどんな手続きが必要になるか。

多くの人にとって、目を背けたくなる現実や。

ただ、その苦しさから逃げんと、冷静に見つめて対処する姿勢を持てれば、

ダーウィンくんみたいに自分の死後も家族を守れる力が身につくはずやで。

『夢をかなえるゾウ4』P80

進化論で有名なチャールズ・ダーウィン。

彼には7人の子供がおり、病弱な子も多かった。

自分の死後も家族を守れるように資産運用を行い、

投資でほとんど失敗せず利益を上げ続けた。

自分が死んだあとも子達を守れるように努めていたのだ。

この本で書かれている死後に必要な段取りは以下である。

  • 死亡診断書(もしくは死体検案書)の受取
  • 死亡届と火葬許可申請書
  • 職場への死亡退職届の提出
  • 健康保険証の返却
  • 携帯電話やクレジットカードの解約

この本を読むまでは意識して知ることはなかった。

本当にそのような状況になればよりすることは増えるだろう。

クレジットカードを複数所有していたらそれだけ手続きも増える。

銀行の解約等もあるだろう。

保険の手続き等もある。

和知はしがらみをあまり増やすことなく最低限で生きようと感じた。

大きな夢に向かう小さな一歩を、今日踏み出す byガネーシャ

深夜の主人公とガネーシャと一幕。

死が迫る主人公が娘の春香に「これがパパの仕事だ、といえるものがない」、

「この世を去ったあとも、何らかの形で人の役立つものが残る仕事がしたい」、

ガネーシャに伝えた。

しかし、深夜なので今日は諦めようとする主人公にガネーシャが次のように説いた。

『やる』て決めたその瞬間から、やれることはなんぼでも生まれてくんねん。

自分のやりたい仕事が分かれへんのやったら、色んな仕事について調べたり、

人に相談のメール送ったりするんは今すぐできるやろ。

なんなら、今日、自分が考えたことを日記にまとめとくだけでも、

何か発見があるかも分からんで。

『夢をかなえるゾウ4』P98

行動あるのみ。

大きな出来事も小さな一歩から。

今回ブログを始めたのもこの本がきっかけだ。

恥ずかしながら和知は家族に残せるものがほとんどない。

苦労させたることしかなかったと思う。

なにか残せるものが出来ないかと考え、ブログを始めた。

幸いまだ余命などは宣告されていないが、

このブログもしくはこの経験を通して家族に何かを残したい。

みなさんにもそういったものはないだろうか?

家族に残したいもの、大切な人に残せるなにか。

今そのための一歩を踏み出そう。

「死ぬまでにやりたいことリスト」を作る byガネーシャ

「できへんかもしれんて考え始めると、楽しくなくなってまうやろ?

せやけど、ワクワクしながら気軽に書き出しいていけば忘れてもうてた願望を

思い出せるし、気持ちが高まれば行動に移したなるから実現しやすくなるもんやで」

『夢をかなえるゾウ4』P134

もしなんの制約もなく自分のやりたいことを書いたらどのような内容になるだろう。

みなさんならなんと書くだろう?

ここで和知の「死ぬまでにやりたいことリスト」書いてみる。

  • 沖縄に行く
  • 青森に行く
  • 山梨に行く
  • 世界一周する
  • 高級車を保有する
  • 本場アメリカでNBAの生観戦
  • 大谷翔平選手の出場試合を生観戦
  • 北海道に家族旅行
  • 武道館でライブ
  • 猫カフェを経営する
  • 起業して社長になる

こんな感じだろうか。

元々スポーツが好きなのでそういった願望が多い。

みなさんも一度作ってみることをオススメする。

書いてみるとワクワクするし、

なにかを始めるきっかけになるかもしれない。

【夢をかなえるゾウ4】総括

今回紹介した『夢をかなえるゾウ4』の一部はほとんど前半部分。

それだけでも学ぶ部分は多い。

しかし、この書籍はそれだけではない。

ガネーシャは神であるのにどこかズレていて、

お笑いに関してこだわりがあるようだ。

他にも釈迦といった神も複数登場する。

そういったツッコミ部分もありながら、

物語の中には感動する場面もある。

後半には死と直面した際の向き合い方、

「死」という概念についても考えさせられる。

死と向き合いながら、家族とのつながりを感じられる。

和知はグッときて泣きそうになってしまった。

「読んでる本変わった?」となってしまった。

ガネーシャが主人公の前に現れた理由も描かれている。

笑いと感動を併せ持つ一冊になっているので、

気になった方はぜひ読んでほしい。

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